ASDの子どもたち120人にペチャットを使ったら、
コミュニケーションがスムーズになるって声があがってきたよ。
実際に使ってもらったよ!
ASDの子どもを持つママやパパにもペチャットを使ってもらって、子どもたちとのコミュニケーションのサポートにどんな可能性があるかを調べたよ。LITALICO発達ナビでの呼びかけと抽選の結果、98の家庭にペチャットを送付して、ASDの診断がある120人の子どもたちに2週間試してもらったよ。
モニターに参加してくれた
子どもたちの属性について
ママやパパの困っている声
こんな困った場面で、ペチャットの機能が役立ったんだよ。
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人と会話するときにお返事ができない
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一方的に喋るとことが多く、その一方で相手からの問いかけには答えなかったりあいづちをうつこともほとんどなかった。
ペチャットを使ってよかったこと
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・普段は一方通行になりがちな会話だが、ペチャットがあることで、少しぬいぐるみからの発信を期待した表情で待つ事ができた。
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・なかなか声に出して表現することがないのに、ペチャットの話を聞いては積極的に言葉を覚えてコミュニケーションに活用した。
ペチャットを使って
よくなかったこと
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・5歳ではあるものの、まだ発語がなく語彙理解も少ないうちの子にはちょっと早かった。
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・スマートスピーカーがすでにある我が家では子どもが飽きてしまった。
ほかにもこんな声が上がってきたよ
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・なかなか切り替えられない時も、普段は親が何度も言うと怒り出してしまうが、ペチャットの音声での声がけには癇癪を起こさなかった。
・かわいい声で、優しい言い方なので、普段乱暴な言葉遣いだが真似して言葉遣いが柔らかくなった。
もっとたくさんの声を見たい人は
こちら
- ・相づちや単語ではあるが、即座に反応していたことに驚いた。親や先生でもなかなか会話のキャッチボールができないのにすごいと思った。
- ・大好きなぬいぐるみに取り付けたら、ぬいぐるみに負けまいと、積極的に話しをしようとする姿が見られます。
- ・おまかせモードはお返事しないと進まないので、返事してくれるようになりました。
- ・入学後知らないお友達と会話できるようになったり、苦手な先生にちゃんと苦手な理由を話したりできました。
- ・普段は人の話を全く聞かずに一方的に会話してしまうのですが、大好きなぬいぐるみが話をしているから聞いてあげたい、そしてその質問に答えてあげたいという気持ちが見て取れた。(会話を一生懸命聞いて、その間は黙っていられた)
- ・名前、年齢、好きなものなどを答えさせる練習への取り組みに消極的だったがペチャットを使用すると積極的に受け答えを行い役立ちました。
- ・え?何?なんて言った?とペチャットに話かけられると、会話をするようになった!
- ・ぬいぐるみと話すことでリラックスして気持ちを話す訓練ができた。
- ・想像の世界が現実より大切で、想像の世界から抜け出せなくなることがあるが、想像に入り込むこと自体が減って現実世界にいる時間が増えた。(本人も想像だと認識しています)
- ・聞き間違えていることを指摘し、再度音を聴かせると、集中して聞く事ができた。
調査手法: | インターネットによるアンケート調査 |
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調査エリア: | 全国 |
調査期間 (ペチャットを 試用した期間): |
2019年4月7日〜4月21日 |
調査対象者: | ASDの診断がある子どもをもつ保護者(n=98) ASDの診断がある子ども(n=120) |
ペチャットは、これからも子育てのサポートに関するいろいろな研究をしていきたいと考えているんだよ。
研究に興味がある専門家の方は、こちらから連絡してね。