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はったつ博士はったつ博士

ASD(自閉症スペクトラム)のリアルと
子育てのヒント。

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ようこそ!はったつ研究所へ。ようこそ!はったつ研究所へ。

ASD(自閉症スペクトラム)って知ってる?

ASDの子どもは、特定のことに
強いこだわりをもつ特性があるんだ。
ときどき気持ちをうまく伝えられなかったり
苦手なこともあるから、
ママやパパは子育てで悩むことも多いよね。

だから、はったつ研究所では、
みんながもっとハッピーに過ごせるように、
専門家やASDの子どもをもつ
ママ・パパといっしょに、
ASDの実態や子育てのヒントについての
研究をしているんだ。

はったつ博士?はったつ博士?

はったつ博士?

そもそもASDって?そもそもASDって?

01 ASDは「脳」の個性01 ASDは「脳」の個性

人ってひとりひとり顔や体の特徴に違いがあって、そういった違いを「個性」って言うけれど、実は「脳」にも個性があるって知ってた?得意なことや苦手なことなどのその人らしさは…

人ってひとりひとり顔や体の特徴に違いがあって、そういった違いを「個性」って言うけれど、実は「脳」にも個性があるって知ってた?得意なことや苦手なことなどのその人らしさは、生まれもった脳の個性とその人の経験があわさってできているんだよ。その生まれもった脳の個性のひとつにASD(自閉症スペクトラム)があるんだ*。
「スペクトラム」っていうのはね、個性にグラデーションがあるってことなんだ。同じASDの人でも、みんな少しずつ特徴が違うってこと。
例えば、コミュニケーションの取り方が独特だったり、強いこだわりをもっていたり、ユニークな趣味があったり……。普段の生活では苦手なこともあるけれど、自分だけの「好き」や「得意」を強くもっていて、いろんな個性があるんだよ。*ASDの要因は、正確には解明されていないけど、脳を含む中枢神経系の機能障害と言われているよ。

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02 ASDはまるで“博士”02 ASDはまるで“博士”

ASD(自閉症スペクトラム)の人は、「こだわりが強い」という個性をもっていることが多い。決まった順番は必ず守りたい、自分の決めた服以外は着ない、などなど…

ASD(自閉症スペクトラム)の人は、「こだわりが強い」という個性をもっていることが多い。決まった順番は必ず守りたい、自分の決めた服以外は着ない、などなど。
その強いこだわりは興味をもつ対象についても同じで、車や動物、植物など一度興味をもったものにはとことんのめりこんで、どんどん知識を深めていくんだ。
だから、自分がこだわることが「好き」になって、まるで「博士」のように誰よりも詳しく、得意になっていくんだ。
実際、子どものころの「好き」を大切に育てて、大人になってその「好き」を仕事にしているASDの人もたくさんいるんだよ。
苦手なことはママやパパがフォローしながら、子どもの「好き」を見つけて、その「好き」を伸ばしていくことがとても大事なんだね。

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ママ・パパに聞いたよ! ASDと子育て実態調査!ママ・パパに聞いたよ! ASDと子育て実態調査!

ASD(自閉症スペクトラム)って聞いたことはあるけど、詳しくは知らないって人、きっとたくさんいるよね。ASDの子どもをもつママ・パパは「どう育てるのがいいんだろう?」と悩んでいたり、周囲の人は「どんなふうに関わったらいいんだろう?」と感じていたりするんじゃないかな。そこで、0歳から22歳までの子どもをもつママ・パパ13,262人の協力を得て、ASDの実態と子育てのヒントについての調査を行ったから、そのレポートを公開するね。

  • 調査レポート01

    両者に隔たる大きな溝!
    当事者と周囲の
    ASD理解ギャップ

    ASD(自閉症スペクトラム)について正しく学んでいくため、まずはASDの子どもたちや保護者が置かれている現状を調べてみたんだ。ASDと診断された子どもの保護者と、典型発達の子どもの保護者では、ASDの認知や理解にどれくらい違いがあるんだろう。今回の調査で分かったことを紹介していくね。

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  • 調査レポート02

    どんな特徴が理解されていない?
    ASD理解ギャップを具体検証

    レポート1では、当事者とそうじゃない人でASD(自閉症スペクトラム)の理解のギャップが大きいことが分かったよね。ここからはASDのどんな特性は知られていて、理解ギャップのある特性は何なのかを具体的に見ていこう。調べていく中でASDの困りごとも少しずつ見えてきたよ。

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  • 調査レポート03

    性格や特長を調べて見えた、
    ASDの子どもの「好きのパワー」

    レポート2を通して、ASD(自閉症スペクトラム)の特性の理解について、当事者とそれ以外で理解ギャップがどこにあるのかということがあるかということがわかったね。このレポート3では、ASDの子どもが、性格にどんな傾向があって、どんなことが得意なのかを具体的に見ていくよ。

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  • 調査レポート04

    びっくり!ほっこり♡
    ASDの子どもの「好きのパワー」エピソード

    レポート3を通して、ASD(自閉症スペクトラム)の子どもの大きな特長に、「好き」なことには強い興味を持ってとことん突き詰めることが分かったね。ここまでは主に数字でASDの子どもたちのことを見てきたけど、今回は「好きのパワー」について、全国の親子から寄せられたエピソードを通して紹介していくよ。

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  • 調査レポート05

    NEW!保護者の生声大集合!
    見えてきたASDと子育ての悩みの実態

    レポート4を通して、ASD(自閉症スペクトラム)の子どもの「好きのパワー」にまつわる様々なエピソードを見てきたね。今回は、ASDの子どもの保護者から寄せられた「子どものASD特性に関する困りごと」について生声を集めたよ。どんなことに困っているのか具体的に見ていこう。

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  • 調査レポート06

    NEW!ASDの子どもの保護者が
    求める支援のカタチとは?

    レポート5を通して、ASDの子どもの保護者が周囲との関係性の中で悩みを抱えていることを見てきたね。最終回であるこのレポートでは、ASDの子どもとその保護者が、実際にどんな支援を求めているのかを見ていくよ。

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大発表!うちの子のこだわり大発表!うちの子のこだわり

はったつ研究所では、ASD(自閉症スペクトラム)の子どもの
「こだわりエピソード」をママ・パパから募集したよ。
応募してくれたエピソードのなかからユニークなものを紹介するよ!

  • こだわり その1こだわり その1

    アニメのセリフは
    全部暗記!

    好きなアニメは録画して、同じものを20回は観ます。当然セリフは全部暗記!

  • こだわり その2こだわり その2

    ズレてるものは
    揃えちゃう!

    ちょっと調整すればきれいに揃えられそうなズレ方をしているものは何でも揃えたい!机や椅子、靴などを揃えてくれるのは助かるけど、お店の陳列や公園の石が気になることも…

  • こだわり その3こだわり その3

    道順が決まってる!

    道へのこだわりが凄い!行く場所によって、通る道が決まっています。その後、道の覚えが良い子に育ち、今では初めて行く場所の帰り道は子どもが一番の頼り。

  • こだわり その4こだわり その4

    扉が大好き!

    窓、引き戸、開き戸、電話ボックスのジャバラ扉など、あらゆる扉に反応して寝転がって開け閉めしています。扉のない場所はないので、外出のときは大変ですが、その集中力には感心します。

  • こだわり その5こだわり その5

    話し方を丸暗記!

    YouTubeでレシピ動画観るときは、レシピの内容よりも、作っている人の話し方に注目。思いついたときに、丸暗記した話し方でいきなり話し始めます。

  • こだわり その6こだわり その6

    いちご美食家

    味覚と嗅覚が敏感な偏食家で、いちごは「あきひめ」しか食べません。3種類のいちごを四つ切にしてごちゃまぜにして出しても、「あきひめ」だけを見つけて食べていました。

うちの子のこだわりをもっと見る

ASDの子どもたちの「好き」に寄り添う12のコミュニケーションのヒント集!ASDの子どもたちの「好き」に寄り添う12のコミュニケーションのヒント集!

ASDの子どもたちとうまくコミュニケーションが取れないなあ。
そんなときは「好き」コミュニケーション 。
ASD(自閉症スペクトラム)の子どもをもつママ・パパが実際に行っている
子どもの「好き」に着目した12のコミュニケーション方法を紹介するから参考にしてね!

  • 朝なかなか起きられない

    毎朝「起きて!」「間に合わなくなるよ!」と声かけが大変。本当は時間にも心にも余裕をもって一日をスタートさせたい。

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    “好き”コミュニケーション

    好きなコンテツを流そう!

    好きなアニメの音楽や、電車の出発メロディ・動画などを流してみよう。好きな動画が気になって、自ずと起きだしてくれるかもしれないよ。

    いいね!

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  • トイレを嫌がる

    前の活動から切り替えられずトイレに向かえない、トイレの雰囲気を怖がってしまう。

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    “好き”コミュニケーション

    ①好きなキャラを置こう!

    トイレに好きな玩具やキャラクターを置いて、トイレの空間を楽しく演出しよう。「○○(おもちゃの名前)が待ってるよ!見にいってみよう」と伝えて、少しずつトイレに対する恐怖心や嫌悪感を弱めていってもらおう。

    ②好きなBGMを流そう!

    トイレに先にスマートフォンなどを置いて、好きな音楽を流してみよう。トイレの空間に対する抵抗感を弱めやすくなるよ。

    うんうん

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  • トイレがなかなかできない

    トイレには行けるけれど、なかなかでなくて、時間がかかってしまう。

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    “好き”コミュニケーション

    頑張りを褒めよう!

    焦らされたり、怒られたりすると緊張してますますでにくくなってしまうんだ。気長に待ってあげるのが大事なのと、もしでなかったとしてもトイレに来られたことや座れたことなど頑張りを褒めてあげようね。

    なるほど

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  • 着替えに取りかからない

    着替えを面倒くさがったり、前の活動からなかなか切り替えられず、着替えてくれない。

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    “好き”コミュニケーション

    好きなキャラに変身してもらおう!

    好きなアニメのキャラクターと同じ色の服を用意してみよう。「〇〇に変身しよう!」と声をかけて、着替え自体を遊び感覚で楽しんでもらおう。ほかにも、着替えタイムレースをするのもいいよ。「今日は何秒で着替えられる?」と記録更新を目指して楽しく着替えてもらおう。

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  • お風呂を嫌がる

    お風呂に苦手意識があったり、面倒くさがったりして、なかなか入ってくれない。

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    “好き”コミュニケーション

    おもちゃをお風呂に隠そう!

    容器に子どものお気に入りの小さなおもちゃと水を入れて冷凍庫で凍らせておく。「お風呂に入れたら、中身が出てくるよ!」とその氷を渡して、湯船に一緒に入って溶かそう。氷が溶ける過程も楽しいし、溶けきったら好きなおもちゃが手に入る、うれしい仕掛けになるね。

    うんうん

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  • 歯磨きを嫌がる

    歯磨きになかなか取りかかれず、就寝時間が遅れたり、やることの多い朝がさらに大変に。

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    “好き”コミュニケーション

    好きなぬいぐるみとハミガキ!

    好きなおもちゃやぬいぐるみに歯磨きをするお世話遊びをしてもらって、その間に子どもの歯も磨いてあげよう。自分で歯磨きできる子には、「ぬいぐるみにお手本を見せてあげて」と声をかけて、歯を磨いてもらうのもいいかもしれないよ。

    なるほど

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  • 食べるのに時間がかかる

    特に苦手な食材でもないのに、食事に集中してくれず食べるのに時間がかかってしまう。

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    “好き”コミュニケーション

    好きな絵柄のお皿を使おう!

    注意をそらすようなものはなくしておこう。テレビは消し、おもちゃなども見えないようにしておくといいね。あとは、お気に入りの絵柄が入った「マイ皿」を一枚決めてもらって、その上に盛り付けるんだ。全部食べると絵柄が見えるようになることがゴールになって、あとどのくらい残っているか意識しながら食べてもらいやすくなるよ。

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  • 遊びがやめられない

    いつまでもゲームや遊びをやめられない。

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    “好き”コミュニケーション

    時間を見える化しよう!

    次の行動や時間という目に見えない見通しを、目に見えるようにすることで、行動が切り替えやすくなることがあるよ。お風呂に入る時間や、あと何分で食事を始めるかなど一緒に決めて、時計の数字の上に好きなシールを貼ってもらおう。自分で貼った好きなシールの上に針が重なる様子は認知しやすいから、約束を守りやすくなるんだ。キッチンタイマーに自分で時間を入れて、自分でスタートを押してもらう方法も効果的だよ。

    うんうん

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  • 身支度をもっと上手に教えたい

    トイレや着替えや食事など、毎日行う必要がある身支度に、毎回趣向を凝らしてられない。

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    “好き”コミュニケーション

    できたことを見える化しよう!

    すごろくシートと好きなシールを用意して、歯磨きができたら1枚、お風呂に入ったら1枚、とシールをもらえるルールを決めるんだ。苦手なことはシールの枚数を多めに設定するといいよ。ゴールまで貯まったらもらえる好きなご褒美も一緒に考えてね。「今日もできたね!」「3日も連続でできてるね!」と声かけすると、どんどん自信をつけてくれるかもしれないよ。

    なるほど

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  • ぐずって切り替えられない

    なかなか次の行動に切り替えられず、ぐずり始めてしまった。

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    “好き”コミュニケーション

    好きなものを使って落ち着かせよう!

    興奮している時にかかわると、どんな関わりかたでもより興奮しちゃう、ってことがあるんだ。まずは少しそっとしておいて、落ち着いてきたら、「一回座ろう」などの簡単な指示をしたり、好きなパズルや動画視聴など静かに取り組めることをして、しっかり落ち着いてもらうことが大事なんだ。落ち着いたころに次の行動を促すことで、スムーズに行動しやすくなるよ。さらに、「さっきはどうしたの?」と子ども自身にぐずっていた時の気持ちを整理してもらって、「今度はこうしようね」って対策を一緒に考えられると素敵だね。

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  • 言葉や文字の興味が薄い

    色や形容詞など生活で使う基本的な言葉や時間・順番を伝える数の概念への理解や興味が薄い。

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    “好き”コミュニケーション

    好きなものをきっかけにしよう!

    好きな活動の中に、自然と学ぶきっかけをつくろう。好きなアニメを見ている時に、「〇人いる?」「○○(登場人物)は嬉しい気持ちかな?」と話しかけたり、好きな電車を見ている時に「この電車は何色?」「長い(車両)はどっち?」などと問いかけたりすることで、いろんな言葉や数の概念が覚えやすくなるんだ。

    うんうん

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  • 友だちとのコミュニケーション

    友だちとのコミュニケーションでトラブルや落ち込んでしまうことがあった日に。

    ヒントを見る

    “好き”コミュニケーション

    読み聞かせで考えるきっかけを!

    少し気持ちが落ち着いたその日の夜などに、好きな絵本やアニメの中の役立つお話を使ってみよう。そのお話を読み聞かせをしたり、一緒に鑑賞したりしながら、好きなお話の登場人物と重ねて、自分とお友だちの関係について学ぶきっかけをつくるんだ。「どうしてこんなことしたんだろう?」「仲直りできてよかったね」と気づいてほしいポイントを伝えたり、「どうしたらよかったのかな?」と一緒に考えたりしてみよう。

    なるほど

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「好きのパワー」で生きるASDの社会人に突撃インタビュー「好きのパワー」で生きるASDの社会人に突撃インタビュー

ASDの子どもたちは、どんな大人になるんだろう?
「好きのパワー」を仕事や趣味にしているASDの社会人にインタビューしたよ。

インタビュー1インタビュー1

大人になってから「特性」に気づいても、
「理想の仕事・環境」は見つかる

―データアナリスト 岩本友規さん―

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インタビュー2インタビュー2

「好きを続けること」が、
世界を広げ、生きる力になる

―音楽デュオグループ ノブタクさん―

記事を読む

次世代育児アイテム「ペチャット」ASDの子どもたちとのコミュニケーション研究次世代育児アイテム「ペチャット」ASDの子どもたちとのコミュニケーション研究

「ペチャット」っていうぬいぐるみをおしゃべりにする次世代育児アイテムがあるんだよ。
ぬいぐるみが好きなASD(自閉症スペクトラム)の子どもたちにとっては、
コミュ二ケーションのサポートになるかもしれないよね。
そう思って、はったつ研究所では、ペチャットの可能性を探るべく、
120人のASDの子どもたちとそのママ・パパに協力してもらって調査をしたよ。

ペチャットは、これからも子育てのサポートに関するいろいろな研究をしていきたいと考えているんだよ。
研究に興味がある専門家の方は、こちらから連絡してね。

お問い合わせはこちら

子育てに役立つ支援機関子育てに役立つ支援機関

ASD(自閉症スペクトラム)の子どもやその疑いのある子どもをもつ
ママ・パパをサポートする様々な支援機関を紹介するよ。
悩みごとや困りごとをぜひ相談してみてね。

「ASDや発達障害かも」という悩みに「ASDや発達障害かも」という悩みに

  • お住まいの市区町村の
    障害児相談支援事業所

    お住まいの地域ごとに「相談支援センター」や「福祉相談センター」などの事業所があるよ。必要に応じて適切な障害福祉サービスの利用援助も受けられるんだ。

  • 発達障害支援センター

    発達障害児・発達障害者への支援を総合的に行っている専門的な機関だよ。

    全国の発達障害者支援センター 一覧を見る

  • 医療機関の小児科・児童精神科
    小児精神科・発達外来など

    たいていは大学病院・総合病院で診断が受けられるよ。かかりつけの病院に「発達相談」の記載がある場合は、まず相談に行ってみよう。

    日本小児神経学会のWEBサイトを見る

子育て全般の悩みに子育て全般の悩みに

  • 子育てホットライン
    ママさん110番

    子育てについて電話相談ができるよ。
    日本保育協会が運営していて専門的な悩みにもアドバイスをもらうことができるよ。

    詳細を見る(日本保育協会WEBサイト内)

  • お住まいの市区町村の
    家庭支援センター

    お住まいの地域ごとに「子育て家庭支援センター」「児童(子ども)家庭支援センター」などの事業所があるよ。主に就学前までの子どもについての相談ができるよ。

  • 児童相談所

    カウンセリングや適切な支援機関の紹介をしてくれるよ。保護者向けのサポートを受けられることもあるよ。

ママ・パパ自身の悩みにママ・パパ自身の悩みに

監修の先生のご紹介監修の先生のご紹介

菅佐原 洋

公認心理師/臨床心理士/臨床発達心理士
LITALICOジュニア チーフスーパーバイザー

発達心理学や応用行動分析学を専門とし、発達障害のある子どもへの直接支援、幼・小・中学校教職員への特別支援アドバイザー、教育センター等での研修などに20年以上携わっている。また大学教員として、臨床心理士育成などに関わっており、現職においても支援に関わる指導員への研修やスーパーバイザーの育成の統括を担当している。

イラストレーターのご紹介イラストレーターのご紹介

アボット奥谷

フリーのイラストレーター。雑誌・書籍・web・映像・アパレル・アイドルグッズなど、さまざまな媒体で幅広く描いています。ゆるくてかわいいキャラクターを描くのが得意。

公式WEBサイト

  • twitter
  • instagram

「教えて!はったつ博士」は、
次世代育児アイテム「ペチャット」と
博報堂こそだて家族研究所、
LITALCO発達ナビが共同で運営しています。

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©Hakuhodo Inc., All rights reserved.

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わたしの名前は、
はったつ博士!

はったつ研究所の所長なの。
ひとりひとりの”好き”を通じて、こどもたちの
素敵な個性やコミュニケーション能力が、
すくすくはったつするように、研究をしているよ。
実はぬいぐるみなんだけど、しゃべれるんだよ。

プロフィール

  • 趣味 写真を撮ること
  • 特技 ひとのいいところをみつけること

所長なの所長なの

すごいでしょ!すごいでしょ!

ふむふむふむふむ

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朝なかなか起きられない

毎朝「起きて!」「間に合わなくなるよ!」と声かけが大変。
本当は時間にも心にも余裕をもって一日をスタートさせたい。

“好き”コミュニケーション

好きなコンテツを流そう!

好きなアニメの音楽や、電車の出発メロディ・動画などを流してみよう。好きな動画が気になって、自ずと起きだしてくれるかもしれないよ。

トイレを嫌がる

前の活動から切り替えられずトイレに向かえない、トイレの雰囲気を怖がってしまう。

“好き”コミュニケーション

①好きなキャラを置こう!

トイレに好きな玩具やキャラクターを置いて、トイレの空間を楽しく演出しよう。「○○(おもちゃの名前)が待ってるよ!見にいってみよう」と伝えて、少しずつトイレに対する恐怖心や嫌悪感を弱めていってもらおう。

②好きなBGMを流そう!

トイレに先にスマートフォンなどを置いて、好きな音楽を流してみよう。トイレの空間に対する抵抗感を弱めやすくなるよ。

トイレがなかなかできない

トイレには行けるけれど、なかなかでなくて、時間がかかってしまう。

“好き”コミュニケーション

頑張りを褒めよう!

焦らされたり、怒られたりすると緊張してますますでにくくなってしまうんだ。気長に待ってあげるのが大事なのと、もしでなかったとしてもトイレに来られたことや座れたことなど頑張りを褒めてあげようね。

着替えに取りかからない

着替えを面倒くさがったり、前の活動からなかなか切り替えられず、着替えてくれない。

“好き”コミュニケーション

好きなキャラに変身してもらおう!

好きなアニメのキャラクターと同じ色の服を用意してみよう。「〇〇に変身しよう!」と声をかけて、着替え自体を遊び感覚で楽しんでもらおう。ほかにも、着替えタイムレースをするのもいいよ。「今日は何秒で着替えられる?」と記録更新を目指して楽しく着替えてもらおう。

お風呂を嫌がる

お風呂に苦手意識があったり、面倒くさがったりして、なかなか入ってくれない。

“好き”コミュニケーション

おもちゃをお風呂に隠そう!

容器に子どものお気に入りの小さなおもちゃと水を入れて冷凍庫で凍らせておく。「お風呂に入れたら、中身が出てくるよ!」とその氷を渡して、湯船に一緒に入って溶かそう。氷が溶ける過程も楽しいし、溶けきったら好きなおもちゃが手に入る、うれしい仕掛けになるね。

歯磨きを嫌がる

歯磨きになかなか取りかかれず、就寝時間が遅れたり、やることの多い朝がさらに大変に。

“好き”コミュニケーション

好きなぬいぐるみとハミガキ!

好きなおもちゃやぬいぐるみに歯磨きをするお世話遊びをしてもらって、その間に子どもの歯も磨いてあげよう。自分で歯磨きできる子には、「ぬいぐるみにお手本を見せてあげて」と声をかけて、歯を磨いてもらうのもいいかもしれないよ。

食べるのに時間がかかる

特に苦手な食材でもないのに、食事に集中してくれず食べるのに時間がかかってしまう。

“好き”コミュニケーション

好きな絵柄のお皿を使おう!

注意をそらすようなものはなくしておこう。テレビは消し、おもちゃなども見えないようにしておくといいね。あとは、お気に入りの絵柄が入った「マイ皿」を一枚決めてもらって、その上に盛り付けるんだ。全部食べると絵柄が見えるようになることがゴールになって、あとどのくらい残っているか意識しながら食べてもらいやすくなるよ。

遊びがやめられない

いつまでもゲームや遊びをやめられない。

“好き”コミュニケーション

時間を見える化しよう!

次の行動や時間という目に見えない見通しを、目に見えるようにすることで、行動が切り替えやすくなることがあるよ。お風呂に入る時間や、あと何分で食事を始めるかなど一緒に決めて、時計の数字の上に好きなシールを貼ってもらおう。自分で貼った好きなシールの上に針が重なる様子は認知しやすいから、約束を守りやすくなるんだ。キッチンタイマーに自分で時間を入れて、自分でスタートを押してもらう方法も効果的だよ。

身支度をもっと上手に教えたい

トイレや着替えや食事など、毎日行う必要がある身支度に、毎回趣向を凝らしてられない。

“好き”コミュニケーション

できたことを見える化しよう!

すごろくシートと好きなシールを用意して、歯磨きができたら1枚、お風呂に入ったら1枚、とシールをもらえるルールを決めるんだ。苦手なことはシールの枚数を多めに設定するといいよ。ゴールまで貯まったらもらえる好きなご褒美も一緒に考えてね。「今日もできたね!」「3日も連続でできてるね!」と声かけすると、どんどん自信をつけてくれるかもしれないよ。

ぐずって切り替えられない

なかなか次の行動に切り替えられず、ぐずり始めてしまった。

“好き”コミュニケーション

好きなものを使って落ち着かせよう!

興奮している時にかかわると、どんな関わりかたでもより興奮しちゃう、ってことがあるんだ。まずは少しそっとしておいて、落ち着いてきたら、「一回座ろう」などの簡単な指示をしたり、好きなパズルや動画視聴など静かに取り組めることをして、しっかり落ち着いてもらうことが大事なんだ。落ち着いたころに次の行動を促すことで、スムーズに行動しやすくなるよ。さらに、「さっきはどうしたの?」と子ども自身にぐずっていた時の気持ちを整理してもらって、「今度はこうしようね」って対策を一緒に考えられると素敵だね。

言葉や文字の興味が薄い

色や形容詞など生活で使う基本的な言葉や時間・順番を伝える数の概念への理解や興味が薄い。

“好き”コミュニケーション

好きなものをきっかけにしよう!

好きな活動の中に、自然と学ぶきっかけをつくろう。好きなアニメを見ている時に、「〇人いる?」「○○(登場人物)は嬉しい気持ちかな?」と話しかけたり、好きな電車を見ている時に「この電車は何色?」「長い(車両)はどっち?」などと問いかけたりすることで、いろんな言葉や数の概念が覚えやすくなるんだ。

友だちとのコミュニケーション

友だちとのコミュニケーションでトラブルや落ち込んでしまうことがあった日に。

“好き”コミュニケーション

読み聞かせで考えるきっかけを!

少し気持ちが落ち着いたその日の夜などに、好きな絵本やアニメの中の役立つお話を使ってみよう。そのお話を読み聞かせをしたり、一緒に鑑賞したりしながら、好きなお話の登場人物と重ねて、自分とお友だちの関係について学ぶきっかけをつくるんだ。「どうしてこんなことしたんだろう?」「仲直りできてよかったね」と気づいてほしいポイントを伝えたり、「どうしたらよかったのかな?」と一緒に考えたりしてみよう。